現代においては、というよりは現代においても、情報というものは価値を有するものであり、とりわけ今日のような情報ネットワーク社会が発達した世の中では、そのインフラの整備もあって情報が決定的な価値を持つことが珍しくないわけです。
情報の価値が増大するとともに、情報に法的な価値が認められつつあるという流れに注視しないわけには行きません。
例えば
知的財産普通財産といえば、家とか土地のような不動産や、パソコンなどの動産のことをいい、それらを結びつけるものとして、あるいは交換の尺度として、貨幣が存在しています。
それに対して、情報は昔から価値は認められていはいましたが、これに価値を持たせるには、それなりの努力…というよりは工夫が必要でした。
情報を文書化(文字化)し、その情報を秘密のものとし、利用に規制をかけることで「情報を利用する地位」に法的な価値を与える。
これにより知的財産のシステムが成り立っているのです。
そんななか、情報の持つ価値はその流通が活発になるにつれ、大きくなっています。たとえば顧客情報などが高値で取引されるのもその一例といえるでしょう。
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