昨日は、なぜスパム的行為がなぜ「スパム」と呼ばれるに至ったのかを説明してきたわけですが、今日はもう少し真面目に、スパムメールの定義について考えたいと思います。
本当にうっとおしいスパムメールですが
スパムメールは大きく分けて4つの特徴を備えているといわれています。
今日から4日間で、その4つの特徴を1つずつ検証していきましょう。
スパムの第1の特徴、それは「
大量性」です。
スパムの厄介なところは、いくら大量のメールを送っても、スパムメール送信者には、ほとんどコストがかからないということです。
では、だれがその負担をするのかというと、大量のスパムメールをわざわざ僕たちに届けてくれるメールサーバーに大きな負担がかかるのです。
もちろんメールサーバーも、スパムメール送信業者に好き放題やられるわけにはいきませんから、なんとかしてスパム対策を行おうとするわけですが、スパム対策って以外に多くのコストがかかるらしいです。
では、そのコストは誰が享受しなくてはならないのか。それはメールサーバーではありません。僕たちです。僕たちのプロバイダー料などがスパム対策にあてられているわけなのですよ。
スパムメールの構造的な問題は実はこの点に集約されています。僕たちはスパムメールをいちいち削除しなくてはならないという時間的なコスト以外にも、間接的ではあるにせよ金銭的なコストまでも被っているのです。
案外根深いスパム問題、いかがでしょうか。
明日はスパムメールの2つ目の特徴を説明していきますね。
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