純然たる民間団体？それとも…

情報ネットワーク社会は、インターネットなどをインフラとして、その中で情報が流通することにより成立します。
法的な観点から見ると、情報ネットワーク社会というものは国内法の枠組みには収まらないという特徴があり、海外との情報流通や、商取引が毎日行われています。

そうなると、情報ネットワーク社会は、どのように統治されるのか。国家が統治するのか、それとも？…といった具合に問題になるわけですね。

世界中に広がった情報ネットワークは誰が管理し、方向性…というか運営方針を決めていくのか。この命題の特定はなかなか困難な問題です。インターネットはそもそも、アメリカ政府の軍事的な研究として構想されました。その後は研究者や研究団体主体で発展を遂げたわけですが、技術的な標準化やデータベースの維持・管理、ドメインネームのシステムなど、いくつかの組織が分担して運営をしています。

上記のような団体が、純粋な民間団体なのか、国家との関係（国家の関与や後ろ盾）はあるのかなどの関係で、様々な問題をはらみつつもネットワークというのは運営されているわけです。